動物の心

10年連れ添ったゴールデンレトリーバーのアンリが亡くなって1年と5か月が経とうとしています。

癌でした。犬と生活を共にした経験のなかった私にとって、アンリとの毎日は刺激的でした。大変なこともありましたがそれ以上にその何十倍、何百倍もアンリは私たちに幸せをもたらしてくれました。

アンリが我が家にやってきて3年後、トイプードルのミンティが新しい家族に加わりました。やんちゃで甘えん坊のミンティに手を焼きながらも、アンリはよく面倒を見てくれました。まだ幼かったミンティはアンリの後ろ脚を甘噛みしながら寝るのがお気に入りでした。ある時ふとアンリの足を見ると血がにじんでいました。ミンティの甘噛みがそこまで強くてアンリに痛い思いをさせているとは思いもしなかったのでとても驚きました。こんなに痛い思いをしても、アンリはミンティを振り払わずじっと耐えてくれていたのです。そんな優しいアンリが天国に行ってしまってから、ミンティは少し元気がありませんでした。散歩もいくとブルブル震えて結局抱っこしないといけなくなりましたし、分離不安のように私の膝の上に始終乗りたがりました。

今年に入り、アンリが亡くなってちょうど1年を過ぎたころ、新しい家族、黒猫のノアがやってきました。ノアは不思議な子で、よく私のヒーリングワークを助けてくれる宇宙猫です。そのノアがやってきて、ミンティも少しは元気になるかと思ったのですが、なかなか心を開かない様子・・・

ある日のことです。ノアは二階のハンモックで眠っていて、私はミンティを膝に乗せていつものようになでながらお話をしていました。

ノアが来て、いろいろノアがやんちゃしてミンティが困っているように感じていましたので、「ミンティ、ノアが遊びとはいえ噛みついたり猫パンチしたりしてちょっかいだしてきてごめんね。嫌なときあるよね。。」と声をかけると、ミンティはわずかに怒りを含んだ感じで「ほんとにあの子なんとかならないの?」と言ってきました。私はミンティの怒りやいら立ちはもっともだとしながら、「でも昔ミンティが小さかったころ、アンリにかみついたりしてたよね~」と茶化していいました。

その瞬間 ミンティのエネルギーが変わるのを感じ違和感を覚えました。しばらく背中をなでていた私はふと

「ミンティ   アンリがいなくなってさみしいね…」

と声をかけたのです。すると、ミンティが振り返って私を見ました。すごく悲しみが伝わってきました。「すごく悲しい・・すごく寂しい・・・会いたいよ会いたいよ!」そうミンティは言っていました。。

私たちもアンリのいない悲しさはまだ残りますが、ノアを迎えて新しい生活に慣れつつありました。けれどミンティはそれも悲しいのです。アンリがいたケージがなくなり、そこがノアのケージになり、どんどん忘れられていくのが悲しいのです。いづれ自分のことも忘れちゃうんじゃないかと怖いのです。それがミンティの目からどんどん伝わってきて本当にびっくりしました。

 

ミンティがそんな風に思っていたなんて知りませんでした。このことから動物も死を悼むのだな。。と初めて知りました・・・

私は、ミンティに「アンリのことは忘れてないよ。ずっと心の中に生き続けているよ。そしていつかまたアンリのようなゴールデンを家族に迎えたいなって思っているよ。もしそうなったとき、今度はミンティがお兄さんだね。いろいろ教えてあげてね」と伝えました。そして、「ノアもいろいろやんちゃするけど時々は相手してあげてね。頼りにしてるよ^^」とお願いしました。するとしょうがないな。。。という目をして、それからふっとまた前を向き、目をつむって寝てしまいました。

それからなんとなく・・なのですが、ミンティとノアの間の境界線がやわらかくなったように感じています。1日に1,2度は、アンリがしていたようにじゃれつくノアに相手をしてあげています^^そんな姿を見てなんだか胸がキュンとなりました・・動物は優しいですね・・・

 

動物の心・・愛の深さを痛感しました。

これまで以上にもっともっと彼らと心を通わせて彼らをもっともっと知りたいと思いました。人間にはない純粋な愛情を感じました・・・